甲州印傳


 印傳(いんでん、印伝)とは、印伝革の略で正式名称は「甲州印傳(こうしゅういんでん)」となります。
 印傳とは、甲州に江戸時代から続くもので、なめした鹿革に漆で模様を付けた皮の伝統工芸品です。
 鹿革の軽く丈夫で柔らかな感触は人肌に最も近いといわれ、使い込むほどに手に馴染み、自然な感触をいつまでも楽しむことができます。漆によって描かれる小桜、菖蒲、青海波、蜻蛉などの細やかな模様は、自然や四季の美しさに敏感な日本人の美意識や感性にマッチします。
 現在、様々な伝統工芸や産業とのコラボレーションに取り組むことにより、印伝独自の伝統の技法や柄などを守りつつも、新しい感覚の模様や製品デザインの開発を行いたいと考えています。




山梨県工業技術センター



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