川口鋳物


 川口鋳物は、江戸時代末期から明治時代にかけて梵鐘や農具、鍋、釜などの生産から、大砲などの軍事用品を生産することで生産量が増し、大正、昭和には工業部品の生産が増すことで鋳物産地として成長していきました。高度成長期にはキューポラのある街として映画にもなり、全国的に知られることになります。
 しかし、今は鋳物工場の数が減少し生産量も大きく落ち込んでいます。現在、後継者が育ち元気な企業は、精密鋳造やオンリーワンの技術を持つような特徴のある工場のみとなりました。
 このところ、川口鋳物工業組合を中心に鋳物の鍋やフライパンなどの調理器具を作り、原点回帰しようとする動きがみられ、薄く強い鋳物製品として市場を広げようとしています。




埼玉県産業技術総合センター

株式会社フェラミカ



タグ:埼玉県 広域関東 鋳物 キッチンウェア 技術 匠人