南部鉄器は、茶の湯釜、鉄びんを中心に発達した南部藩の盛岡と、日用品鋳物を中心に発達した伊達藩の旧水沢市と、2つの産地から形成されています。
17世紀中頃に、南部藩で京都から釜師を招いて茶の湯釜を作らせたのがはじまりといわれています。昭和50年には、国の伝統的工芸品第一号として指定されました。
南部鉄器共同組合(盛岡市)では、平成19年よりヨーロッパのライフスタイルに合う新商品の開発に取り組みました。
フィンランドのデザイナーと盛岡の職人たちの共同のもと、ホテルやレストランから一般家庭まで幅広く使える調理器具『NEW JAPAN BRAND NANBU TEKKI PRO ARTE SERIES(プロ・アルテシリーズ) 』が誕生しました。(写真:南部鉄器プロ・アルテ シリーズ パンフレットより)