アイヌ工芸品イタとアットゥシ


 2013年3月、平取町のアイヌ工芸品が、北海道では初めてとなる伝統的工芸品の指定を受けました。
 「イタ」と呼ばれる木製の盆は、主にクルミやカツラなどの地場産材を材料とし、モレウ(渦巻き状の文様)やアイウシ(とげ状の文様)などのアイヌ独特の文様が彫刻されています。「アットゥシ」と呼ばれる反物は、オヒョウやシナの樹皮を素材として作られ、主に着物や帯などに活用されてきました。どちらも江戸時代から交易品として使用されていた歴史があり、北海道を代表する工芸品として古くから高い評価を受けていました。
 伝統的工芸品の指定を機に、産地では新商品開発や技術継承、販路拡大などブランド力向上に向けた取り組みを始めています。




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二風谷アイヌ匠の道



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