駿河竹千筋細工 花器、虫籠、行灯、菓子器、茶托


 全国にも別府や北陸地方などの竹製品産地がありますが、それらの産地と静岡の竹千筋細工を比べた場合、静岡特産の製品の特徴は、(1)他産地では平ひごを用いるのに対し、丸ひごを使う、(2)ひごの使い方が、他産地ではすべて平ひごを編んで作る技法に対し、静岡ものは、一本一本ひごを組み、千筋にする、(3)竹ひごを輪に曲げるのに独特の曲げの技法を持ち、それを駆使している、(4)輪の部分に継手という独自の技法を用いている、(5)一人の職人が技法を駆使し、仕上げまで九分通り作り上げる…といった点があげられます。
 この業界は、手作業の上、一人前になるのには5~10年はかかるといわれ、若い後継者の育成が急務になっています。




静岡県工業技術研究所

静岡竹工芸協同組合



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