駿河漆器 樹の椀、駿河漆塗箸、変塗


 静岡の漆器「駿河漆器」の歴史は古く、今川時代に始まります。その後、三代将軍・徳川家光が浅間神社の造営にあたって諸国から招いた漆工たちが、竣工後も静岡の地に永住しその技法を伝えたことで、駿河漆器の基礎が築かれたと伝えられています。以後静岡の地場産業として発展してきました。駿河漆器は、木地呂塗、螺鈿塗、卵殻塗の他、蒔絵をはじめとする加飾の技法を駆使して、器・箸・盆・文具・小箱・和家具などこれまで日常の暮らしを彩る様々な道具を作り続けています。
 2007年、駿河漆器は地域団体商標登録「地域ブランド」の商標権を取得しました。「駿河漆器」のブランド名のもと、私たちはこれからも「不易流行」をコンセプトとして励んでいくつもりです。




静岡県工業技術研究所

静岡県郷土工芸品振興会



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