堺注染「にじゆら」


 注染とは、糊で防染を施した布の上から染料を注ぎ込んで染める、伝統的な染色技法です。長いさらし布をジャバラ状に重ね合わせることで、一度に20から30枚を染め上げられるこの技法は、明治時代に大阪で生まれ、本染め浴衣やてぬぐいなどを生み出してきました。
 創業46年、国内でゆびおりの規模を誇る大阪・堺の注染工場「ナカニ」から生まれた「にじゆら」は、その名のとおり注染の特徴である「にじみ」や「ゆらぎ」が美しく、色合いも鮮やかなオリジナルのてぬぐいブランドです。注染の技法を守りながらも伝統に固執することなく、アーティストとのコラボレーションを積極的に行うなど、デザインと注染の技術を組み合わせて、新しい生活文化の提案を行っています。




大阪府産業デザインセンター

にじゆら



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