竹のものさし


 お婆さんが使っていた鯨尺、ランドセルに差してあった30cmの定規、竹のものさしは懐かしい道具です。かつて竹尺の製造元は日本各地にありました。しかし現在は、滋賀県の甲賀忍者の里にある岡根製作所だけになってしまったようです。樹脂や金属と比べて、竹には軽くて柔らかいため品物を傷つけない、長くても腰が強い、熱膨張が小さいため目盛が狂わないなどの長所があります。岡根社長によると、和裁や伝統工芸の職人たちに竹尺に対する根強い需要があるため、他社が廃業したことにより、近年はむしろ仕事が増えたとのことです。使うほど手になじむ竹のものさしを、皆様のお仕事でも生かされてはいかがですか。
※信楽焼の成形に、陶土の収縮率が掛けてある陶器尺が使われています。




滋賀県工業技術総合センター 信楽窯業技術試験場

岡根製作所



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