赤間硯~山口の伝統的工芸品~


 萩焼に比べると知名度は低いですが、山口には「赤間硯」という奥深い工芸品があります。
 なんと職人さん自ら坑道に入り、原料の石の採掘から硯の仕上げまで一貫して行っているのです!
 他産地の硯に比べると赤間硯で作った墨液は、かすれがでにくいのが特長です。一見不動と思われる石にも、割れる方向の“目”があるため、採掘した石を見て硯の形状や大きさを考え加工します。危険を伴う採掘作業から一つひとつ手をかけ、まさに「命をかけた」硯として仕上がります。
 現在の若手職人さんは、日枝さんという方お一人。デザイン性にも優れた、すっきりとした形の硯を作っていらっしゃいます。今、産地の形成自体が危うい赤間硯ですが、行程や原料の奥深さでは他の伝統工芸品には負けません。




地方独立行政法人 山口県産業技術センター

― 赤間石について ―



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